(問題解決までのプロセスをごちゃごちゃ書いてるので、手っ取り早く原因と解決方法だけ知りたいかたはページの最後まで読み飛ばして下さい)
さて、ようやく完成したFABOOL Laser Miniを試運転・・・と思ったら問題発生
PCにドライバーをインストールし、アカウントを作成し、USBをつなぎ加工機本体の電源を接続。
そして加工ソフトであるFABOOL Softwareにアクセスしました。
https://fabool.smartdiys.com/login
(尚、FABOOL Softwareへのアクセスは公式ではChromeとFireFoxに対応と謳っていますが、現在Chromeのみしか対応していないようです。)
画面はこんな感じ
(この画面ではサンプルデータが表示されていますが、初期状態ではデータが何も無い状態です。)
認識されない問題
しかし、待てど暮らせど画面上には
ドライバーなし
と表示されたまま、レーザー加工はおろか、ホームポジションへの原点復帰も受け付けてくれない状態です。
最初、Windows10での問題かと思って以下のツイートしたのですが
Win10でFABOOL Laser miniが認識されない
Win7で試したら認識された・・・
なんで?僕だけ?— ふたば (@binboucyclist) 2016年8月2日
Win7のほかに、さらに別のWin10マシンで試したら難なく動作したので、OSの問題では無いようです。
COMポートの確認
もしかするとポートが認識されていないのかとデバイスマネージャーを開いてみると
STMicroelectronics Virtual COM Port(COM3)
との表示があります。
FABOOL Laser Miniの新型基板に搭載されているのが、ST社のSTM32F205RBなので間違いなくこれだと思います。
COMポートとして認識されているので、デバイスドライバも問題なさそうです。
あとはChromeのセキュリティ関係の問題かな?と色々試しましたが何をやっても結果は同じでした。
デバイスドライバの確認
その後、デバイスドライバーのアンインストール・再インストールを何度か行ったところ、デバイスドライバは3つのプログラムに分かれているのに気づきました。
FaboolLaserWin と STMicroelectronicsのドライバー2つです。
で、FaboolLaserWinって何だろう?
と疑問に思い、正常に動作するPCでプロセスの確認を行ってみると
正常に認識されるPCでは faboollaser.exe と言うプログラムがバックグラウンドで2つ走っています。
認識されないPCでは、このプログラムが動いていませんでした。
で、faboollaser.exeを探して試しに直接実行してみると・・・
なんか見たことあるエラーが出ました・・・
そう言えば加工機が認識されないこのPCは、Win10をクリーンインストールしてしばらく放置しいて、ほぼ何もインストールされていない状態でした。
ああ、なるほど・・・と言った感じ
FABOOL Laser Miniが認識されない問題の原因と解決方法
あくまでも私のPCでの問題ですが、
ChromeのFABOOL Software上でFABOOL Laser Miniが認識されない問題について、
PCにmsvcr100.dllがインストールされていない為にfaboollaser.exeがエラーで実行停止しているのが原因で、
解決方法は、Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)をインストールするでした。
そのパッケージのダウンロード先はこちら
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)
上記パッケージをインストールした後PCを再起動すると、無事認識されるようになりました。
尚、公式のマニュアルを確認したら、しっかりこの事(再頒布可能パッケージが必要な事)もかかれていました・・・
読み飛ばしていた私の責任ですね。
ま、とにかくChromeでFABOOL Laser Miniが認識されずに困ってる方は、デバイスマネージャーでのCOMポート確認と、タスクマネージャーでfaboollaser.exeが実行されているかを確認されるとよろしいかと思います。
どっちも正常で尚且つ認識されないと言うことであれば、今回の私の問題とは別の原因となるでしょう。