Ender-3はスピーカーが標準で搭載されている。
ダイアルをプッシュした時にピッと聞こえるのがそれです。
このEnder-3のスピーカーは圧電スピーカーと言って、本格的な音を鳴らすには不向きなのですが、ちょっとしたビープ音を鳴らすのにArduino等で良く使われています。
そして、Ender-3のファームウェアであるMarlinでは、このスピーカーで音を鳴らす為のG-Codeもサポートされていて、音程と長さを指定して音を鳴らすことができる。
つまり、プリントするファイルの最後に、音を鳴らすG-Codeを追加すれば、プリント終了を音で知らせることができると言う訳です。
G-Code
音を鳴らすG-Codeは、M300です。
パラメーター Sで音の周波数、Pで長さを指定します。
例えば下のGCodeは、ドの音を1秒間鳴らします。
例)M300 S523 P1000
詳細はリンク先↓を参照して下さい。
https://reprap.org/wiki/G-code#M300:_Play_beep_sound
単純なビープ音のG-Code
下のG-Codeは、単純にピピピピピと5回ピ音を鳴らすだけのG-Codeです。
M300 S300 P100 M300 S0 P100 M300 S300 P100 M300 S0 P100 M300 S300 P100 M300 S0 P100 M300 S300 P100 M300 S0 P100 M300 S300 P100 M300 S0 P100
ファミリーマートの入店音のG-Code
圧電スピーカーを使ったファミマの入店音はありふれています。
それを参考にG-Code化したのが下の物です。
動画で使った物です。
M300 S739 P300 M300 S0 P100 M300 S587 P300 M300 S0 P100 M300 S440 P300 M300 S0 P100 M300 S587 P300 M300 S0 P100 M300 S659 P300 M300 S0 P100 M300 S880 P600 M300 S0 P600 M300 S659 P300 M300 S0 P100 M300 S739 P300 M300 S0 P100 M300 S659 P300 M300 S0 P100 M300 S440 P300 M300 S0 P100 M300 S587 P600
スライサーの設定で、音を鳴らすG-Codeを追加する
CURAの場合
メニューから設定画面を開く
[Preferences] -> [Configure Cura…]
プリンターの設定を開く
[Printers] > [Ender-3] > [Machine Settings]
End G-codeの最後に、音を鳴らすG-Codeを追加しておく。
音が悪い
Ender-3のスピーカーは音が悪いし、音量の調節も出来ない。
Ender-3のスピーカーはディスプレイユニットの裏にあります。
丸い出っ張ってる奴がそれです。
私は、音量調整の為にスピーカーの穴にテープを貼って音が少し小さくなるようにしています。
これは、音の割れも少し軽減してくれるのでお勧めです。