先日、LCR-T4と言う電子部品のテスターを買いました。
日本のAmazonで1240円でした。
HiLetgo® LCR-T4 9V 128*64 LCD抵抗コンデンサー ダイオード SCR トランジスタ ESR メーター テスター [並行輸入品] – Amazon
ちなみに電池は別売りで、角形の9V電池が必要です。
エンクロージャー
アマゾンで買ったら、ミラーマットの袋とプチプチにくるまれ、小さな小箱に入って届きました。
帯電防止袋に入ってなかったのは残念ですが、中華製なのに丁寧な梱包だなと思いました。
それから、この商品は基板のみの販売でケースは付属していません。
このままでは使い勝手が悪いので、ケースを作ることにしました。
ThingiverseでLCR-T4を検索すると、沢山ヒットします。
そこで、良さそうなものをプリントしてみたところ・・・
4時間かけてプリントしてみたところ・・・
サイズが合いませんでした・・・
迂闊でした。Thingiverseあるある「長い時間かけてプリントしたけど、結局使えなかった。」に嵌まってしまいました。
まぁ、どのみちプリント自体も失敗していて、サイズが合っていたとしても作り直しだったので良いんですけど・・・
さらにThingiverseで他のを探してプリントしようかと思いましたが、またサイズが合わないんじゃないかと怖くて、結局自分で作ることにしました。
基板を囲うタイプのケースは3Dプリントすると時間がかかるので、プレート2枚でサンドイッチするタイプの物にしました。
バックプレート、トッププレート、LCD用フレーム、スペーサー。
これならレーザー加工機で短時間で作ることができます。
スペーサーだけ3Dプリンタで出力しました。
組み立て。
電池はインシュロックで留めました。
スペーサーはこんな感じ。
横はオープンです。
組み立て完了
と言う訳で、このデータはThingiverseにアップしています。
https://www.thingiverse.com/thing:3205068
使ってみる
使い方はとても簡単で、測定したい部品を、適当にソケットに差して、ボタンを押すだけ。
このように、結果は液晶に分かりやすく表示されます。
ソケットに適当に差してボタンを押すだけで、ダイオードはVfも測定してくれるし、コンデンサーはESR値が調べられる。
トランジスターなんかは、端子がECBのどれなのか分からなくなることが多いけれど、これを使えば簡単に判ります。しかもhFEまで表示されている。
どこまで正確かは分からないけれど、とても便利です。
なかでもこれは良いと思ったのは、このダイオードの測定。
見た目はとても似ていて、ぱっと見では殆ど区別できませんが、これをテストすると・・・
ひとつは普通のダイオード
そして、もう一つはツェナーダイオードでした。
ツェナーダイオードは両方向のVf値が表示されるようです。
と言う訳で、便利なLCR-T4。
これは電子工作とかされる方にお勧めです。