Ender-3に限った話ではありませんが、プリントを始める時のノズルの加熱中にフィラメントが垂れて来ます。
これは柔らかくなったフィラメントが自然に落ちてきているので、どうにもしようがない。
プリント終了時にフィラメントを引き込む(リトラクト?)量を多めにして、次回のプリント時にフィラメント垂れを少なくしようと試みたりしましたが、これだけではなかなか上手く除去できません。
なので、プリント開始時にテーブルの端っこに、フィラメントを塗りつけて除去するようにスクリプトを追加しました。
追加したスクリプト
スライサーのスタートGCodeの一番最後に、以下のGCodeを追加しました。
G92 E0 ; Reset extruder position G0 X0 Y10 F5000 G0 Z0.300 F200 G1 Y60.0 E12 F500.0 G1 Y110 E18 F500.0 G92 E0 ; Reset extruder position
内容はと言うと、座標 X0 Y10の位置からX0 Y110の位置までラインを引くスクリプトです。
フィラメントの押し出し量は通常より多めにしています。
これはベッドの端に縦方向にラインを引くようになっていますが、これは横方向に移動すると、ABLのセンサーがビルドシートを留めているクリップにぶつかってしまうからです。
実行した時の様子
今までは、毎回プリント開始時に加熱が終わってプリントが始まる頃、垂れたフィラメントを手作業で掃除すると言う作業をしていましたが、今回のスクリプト追加により、プリントがほぼ自動化されたので、プリントファイルを指定後にすぐその場を離れられるようになりました。