3DプリンターでDCモーター用のプーリーが作れれば工作の幅が広がるなと思って、試しに作ってみました。
試しに作っただけなので、モーターでプーリーを回すだけの物となっています。
用意したモーターは比較的小さいサイズのモーター。
3Dプリンターで出力した直後のプーリー
軸穴は8mm
肉抜きの穴を適当に4つ開けてみました。
軸は、8mmのアルミパイプを適当に切って圧入しています。
接着とかネジ止めとかはしていません。
軸受けは608ZZのベアリングを2個並べて使いました。
モーター側のプーリーはこんな感じ。
モーターの軸に合わせて軸穴を開けて圧入する形。
「圧入だけで大丈夫か?」と心配でしたが、圧入だけで十分固定されている。
こちらはモーターに付属のプーリー。
2段になっている。
ベルトにはバンコードと言うバンドー化学製の丸ベルトを使いました。
左が直径2mm、右が直径3mmのバンコード
バンコードは適当な長さで切って、熱で溶かして端と端を繋ぎ合わせる。
近所のホームセンターで1m辺り100~200円程だったと思います。
Amazonなんかではちょっと高い。
繋ぎ合わせは下手くそです。
これが騒音や振動の原因になります。
まあ、とりあえずこれでも切れずに回るので、今回はこの程度で・・・
(と言うか、これ以上上手く繋げません><)
全部組み立てるとこんな感じになります。
マブチモーター(RE280RA)付属のプーリーには、2mmのバンコードが丁度良い。
若しくは輪ゴムなんかも使える。
そして、電池を接続して実際に回してみました。
一応、それなりに回りますが、やはりブレが大きいです。
上の画像は、回してるのを真横から撮影したものを動画化したものです。
上の白いプーリーの方はPETGで出力した物で、下のグレーのプーリーはABSで出力したもの。
分かりづらいかも知れませんが、PETGで作った方がブレが大きく、ABSで作った方がブレが小さい。
軸はどちらもアルミパイプをベアリングで受けた物なので、ブレの原因はプーリーの精度だと思うのですが、材質によって結構違うようです。
ま、どちらにせよ、ブレが結構大きいので、精密な操作には向かないかと思います。
ですが、動力の伝達としては十分使えそうだなと感じました。
と言う訳で以上です。