3Dプリンタ

BS01+にオートベッドレベリング(IR近接センサー)

投稿日:2019年9月7日 更新日:

久しぶりに使い始めたBS01+ですが、これにはABL(オートベッドレベリング)が搭載されていません。
まベッドの高さは一度合わせておけばそうそう変えるものでは無いのですが、それでもやっぱりBS01でもABLをやりたい!

と言うことで、BS01+にABLを取り付けました。
ただ、結論を先に言うと今回は失敗です。

 

赤外線近接センサー

BS01のヘッド周り(に限らず)は狭くて今まで使って来たセンサーでは取り付けられません。
小さい作りの3DTouchですら大きく感じます。
取り付けるとしたら、ヘッドの動く範囲を狭くして、はみ出たセンサーが他にぶつからないように取り付ける必要があります。

でも、造形範囲が狭くなるのはなるべく避けたい。
そこで、とにかく小さいセンサーを、と言うことで、こんな物を買ってみました。

Mini differential IR height sensor

Mini differential IR height sensor – AliExpress

これは、2つのIR-LEDからの赤外線の反射光によって距離を測る近接センサーです。
コントローラーにはATTiny25が利用されていて、基板のサイズは24mm×18mmととても小さい。
そして、噂によるとかなりの高精度。
アリエクで発注して約1週間で届きました。

 

取り付け

Mini differential IR height sensor

BS01+はデュアルノズルに対応しているのですが、私のBS01はシングルモデルです。
なので、もう一つのノズル用のスペースが開いています。
今回、そこに搭載する為にこの様なマウントを作って取り付けることにしました。

 

BS01に取り付けたIRセンサー

ベストフィット!完璧です。
ヘッドをプリント可能範囲内で移動させても、何にもどこにも干渉しません。
とても良い感じに取り付けできました。

 

テスト

BS01に取り付けたIRセンサー

そして、ファームウェアを書き換えて動作チェックを繰り返した結果

・・・

残念ながら、私のBS01+には使えないことが分かりました。

と言うのは、このセンサーはベッドの表面の状態によって、反応する距離がかなり左右されてしまうようです。
ビルドシートの表面の模様や細かい凹凸とか、フィラメントのカスや埃等の汚れなんかも検知距離に影響されます。

なので、ヘッドを動かさないM48コマンドでテストしてみた結果は

 

M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 73.000 Y: 65.000 Z: 0.003
1 of 10: z: 0.007 mean: 0.0072 sigma: 0.000000 min: 0.007 max: 0.007 range: 0.000
2 of 10: z: 0.000 mean: 0.0037 sigma: 0.003437 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
3 of 10: z: 0.004 mean: 0.0037 sigma: 0.002807 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
4 of 10: z: 0.004 mean: 0.0037 sigma: 0.002431 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
5 of 10: z: 0.004 mean: 0.0038 sigma: 0.002178 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
6 of 10: z: 0.007 mean: 0.0044 sigma: 0.002417 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
7 of 10: z: 0.001 mean: 0.0039 sigma: 0.002603 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
8 of 10: z: 0.001 mean: 0.0035 sigma: 0.002663 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
9 of 10: z: 0.004 mean: 0.0036 sigma: 0.002526 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
10 of 10: z: 0.001 mean: 0.0033 sigma: 0.002524 min: 0.000 max: 0.007 range: 0.007
Finished!
Mean: 0.003312 Min: 0.000 Max: 0.007 Range: 0.007
Standard Deviation: 0.002524

 

このように、1箇所だけでのテストはかなり良い数値がでます。
以前比較した結果からすると、電磁誘導センサーとBFPTouchの中間くらいの精度です。
これだけ見ると良いセンサーなんですがねえ。

しかし、G29の結果を見ると・・・

 

Bilinear Leveling Grid:
      0      1      2
 0 -0.006 -0.171 +0.103
 1 -0.037 +0.109 -0.061
 2 -1.193 -0.070 +0.182

Bilinear Leveling Grid:
      0      1      2
 0 -0.058 -0.029 -0.117
 1 -0.047 +0.002 -0.071
 2 -0.172 -0.096 -0.148

Bilinear Leveling Grid:
      0      1      2
 0 -0.050 -0.053 +0.039
 1 -0.032 +0.131 -0.065
 2 -0.167 -0.073 -0.019

 

3回のG29の結果です。
それぞれ、少しずつ計測する場所を変えているのですが、数値がかなりばらばらです。

これだけ酷いと使うのは難しそうです。
しかたが無いので、取り外すことにしました。

嗚呼、本当に残念・・・

 

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