BS01+のABL(オートベッドレベリング)の結果が、センサーの精度と比べると少々悪い。
この原因はBS01特有のヘッドのぐらつきのせいじゃないかと考え、ヘッドのぐらつきを押さえるスタビライザーを作ってみました。
作ってみたスタビライザーはこんな感じです。
これはメタルブッシュ(内径6mm外径8mm)をY軸のロッドに新たに入れて、それを挟み込んでヘッドにネジで固定するパーツです。
同じような物をどこかで見たのですが、探すと見つからない。
しょうがないので今回は自分で作りましたが、出来上がった後に公開されているデータを見つけると言うなんとかの法則に嵌まりました。
LFB-0610 ドライメットLF ブッシュ 1個 オイレス工業 – モノタロウ
Y軸のロッドを少しだけ抜いて、ここからメタルブッシュを挿入する。
分解すると組み付けが大変だけど、これくらいなら簡単。
こんな感じで取り付け完了。
これでヘッドのぐらつきが消えました。
(少なくとも手で揺らしてみても動かなくなりました)
G29の実行結果
一応、このスタビライザーを付けたのは、ABLの精度向上なので結果を載せておきます。
今回もまた、G29コマンドの実行結果で精度を見てました。
実行結果 | 1回目との差 | 2回目との差 | |
---|---|---|---|
1回目 |
Bilinear Leveling Grid: 0 1 2 0 -0.086 -0.021 -0.017 1 -0.072 +0.008 -0.004 2 -0.044 +0.018 +0.005 |
||
2回目 |
Bilinear Leveling Grid: 0 1 2 0 -0.087 -0.007 +0.005 1 -0.071 +0.012 +0.007 2 -0.043 +0.021 +0.011 |
0 1 2 0 0.001 0.014 0.022 1 0.001 0.004 0.011 2 0.001 0.003 0.006 |
|
3回目 |
Bilinear Leveling Grid: 0 1 2 0 -0.093 -0.014 -0.009 1 -0.074 +0.009 +0.001 2 -0.044 +0.021 +0.005 |
0 1 2 0 0.007 0.007 0.008 1 0.002 0.001 0.005 2 0.0 0.003 0.0 |
0 1 2 0 0.006 0.007 0.014 1 0.003 0.003 0.006 2 0.001 0.0 0.006 |
前回の結果と比べてみると、少し良くなりました。
でも、期待していた程の大きな改善では無いので、もっと別の場所に問題があるのかもなあ・・・
と言ったところです。