今回、好きな形のキャンドルを作る為に、3Dプリンターでキャンドルの成形型を作ってみました。
PCでデータ作り
3Dプリンターで出力する為のデータをパソコンで作る作業ですが、
まず、本来、キャンドルの形となるモデルを自分で作らないといけないのですが、私にはそれを作る技術が無いので、今回はThingiverseでかぼちゃのモデルを探してきて、それを利用させて頂きました。
なぜかぼちゃなのかは季節的な物と言うことで。
Halloween Pumpkin – Thingiverse
利用させて頂いたのは、上のリンクのかぼちゃのモデルです。
元の大きさはちょっと大きいので、小さく縮小して利用しました。
そして出来上がったのがこちら↓
2つのパーツを合わせて、4カ所ネジ止めして、ローソクを流し込む構造です。
かぼちゃを輪切りの状態にしました。
縦に分割して、左右にした方が、型抜きはしやすそうですが、輪切りの方が確実かなと思って、こうしてみました。
上下のパーツには、それぞれ湯口の穴と、蝋燭の芯を通す穴が空いています。
3Dプリンターでプリント
作ったデータを使って、3Dプリンターで出力してみました。
使ったプリンターはEnder-3、スライスは0.2mmで、フィラメントはPETGを使いました。
最近、私のEnder-3は調子が悪くて、糸引きが滅茶苦茶です・・・
フィラメントの送りにちょっと不具合が出ていて、早急に整備が必要です。
が、面倒臭くて放置中w
そして、かぼちゃの型としては、糸引きを除去すればなんとか使えそうなので、これを利用することにしました。
2つの型を合わせて、ネジで締めた状態はこうなります。
写真のは、何度か使用していて、ちょっと薄汚いですが…
蝋燭の準備
材料となるローソクを準備します。
今回は、ダイソーで購入したローソクを溶かして使いました。
10号4本入りと、100均で販売されている中では、一番コスパが良いんじゃないだろうか?
適当に折ったりして、ステンレス製の軽量カップに入れました。
何個か作った後に思ったのですが、ロウソクの破片はもう少し小さくした方が、溶かしやすいです。
大きい塊が残ってると、なかなか溶けにくかったです。
着色用のクレヨン。これも100均で購入しました。
好きな色のクレヨンをカッターで削って、少しだけ入れました。
あまり入れすぎると色が分離したりしますし、あと、そもそもクレヨンを燃やして良いのかどうか知らないので。
体に悪そうな気がしなくも無い・・・
キャスト
ローソクを溶かして、型に流し込みます。
よくかき混ぜながら、コンロで炙ってローソクを溶かしました。
全部のローソクが溶けた後、型に流し込みました。
ローソクを流し込んだ直後はこんな感じです。
ちょっとこぼしましたが良い感じに入りました。
ローソクは冷えて固まると収縮して、湯口が大きく凹みます。
この部分が気になるので、ここに追加でロウソクを流し込みました。
この時、完全に冷えてから流し込むと、元から入っていた蝋が溶けずに、追加で投入した蝋とうまく接着されませんでした。
追加投入する時は、元の蝋が固まる前に、入れないと駄目なようです。
型抜き
流し込んだローソクが固まってら、型を外します。
ネジを外して、側にある溝を、マイナスドライバーを使ってコジって開きます。
片側は簡単に外れました。
もう片側は、湯口に蝋が詰まってなかなか外れませんでした。
最終的に、近くにあった鉛筆のお尻で突いて外しました。
そして出来上がった、かぼちゃ?のキャンドル
色が、明るいオレンジ色なので、皮を剥いたみかんに見えなくも無いw
あと、3Dプリンターの積層痕がくっきり出てて、ちょっと汚い。
そして、色を変えたり、大きさを変えたり、形を変えたり、色々作ってみました。
以上の手順を動画でアップしています。
ご興味のある方は是非ご覧下さい。
と言う訳で、かぼちゃのキャンドル作りでした。