前回X軸Y軸を動かすことに成功したので、今回はレーザーモジュールを接続したいと思い、試行錯誤した結果、とりあえず、レーザー加工まで出来ました。
配線
FABOOL Laser Miniのレーザーについて
FLMのレーザーコントロール端子
FLMのコントロール基板のレーザーモジュールをコントロールする端子は、5ピンのXHコネクターになっています。
写真のように、左から12V・GND・未接続・GND・PWM信号となっています。
FLMのPWM
一般的に、レーザーモジュールはPWMで出力がコントロールされていて、FLMもそうなっています。
FLMのPWM出力はテスターで計った結果、
周波数が 3.92KHz
電圧が 3V
でした。
GRBLに接続
GRBLにレーザーモジュールを接続します。
GRBLシールドのPWM接続端子
GRBLシールドのスピンドル端子を、レーザーモジュールのPWM入力に接続します。
ですが、私の持っているGRBLシールドは古い物で、スピンドル端子とZ軸のエンドストップ端子が入れ替わっています。
ですので、エンドストップのZ+かZ-のどちらかの端子に、レーザーモジュールのPWM入力を接続します。
尚、白い方が信号線、黒い方がGND線。
配線
レーザーモジュールには、PWM信号だけではなくて、電源となる12Vも接続しないといけませんが、とりあえず以下のようなケーブルを作って接続しました。
レーザーモジュールへの接続先は5ピンのXHコネクターになっていますが、これは間違いでは無くわざとです。
この様に、両端ロングのピンヘッダーを使って接続します。
GRBL設定
次にGRBLの設定を行います。
cpu_mapファイル書き換え
レーザーの強さを変える為のPWMの周波数を設定したい。
その為にはGRBLのソースファイル(cpu_map.h)を編集してArduinoへの書き込みが必要です。
コマンドでは出来ない。
GRBLで設定できる周波数は、
- 62.5kHz
- 7.8kHz
- 1.96kHz
- 0.98kHz(デフォルト)
の4パターン。
FLBの周波数は、3.92kHzだったのですが、GRBLでは同じ周波数がありませんね。
どうしましょうか・・・もう面倒なので、デフォルトの0.98kHzでも良いかと思いつつ。
今回は1.96kHzで試してみることにしました。
編集箇所
上はデフォルト。
144~147行に、周波数の設定箇所がありますので、以下のように修正しました。
今回は、周波数を1.96kHzにする為に、147行をコメントアウトして、146行をアンコメントしました。
コマンドでの設定は前回のまま変更がありませんので、GRBLの設定は以上です。
動作確認
普段使っている3.5Wのレーザーモジュールは万が一壊れるととても痛いので、今回の動作テストでは1.6Wのレーザーモジュールで試しました。
このレーザーモジュール過去に分解したりなんやかんやで、ネジがいくつか無くなってしまっていますw
今回は試しに、前回動画内で使ったGCODEをそのまま走らせてみました。
その様子は↓をご覧下さい。
これで、FABOOL Laser MiniのGRBL化は成功したと言えるでしょう。
で、次からはGRBL化して何ができるか・・・ですね。